なぜにか春分の日の翌日から寒は戻り、吹雪いたり少し積雪したり…今日から数日は雨模様の予報。晴れの日は花粉に外出を怯み、雨の日は寒さに外出を怯む。そんな季節の変わり目を過ごしています。
とは言え晴れの日には日傘を差す人も散見し、日焼け止めは年中塗っている私ももうそろそろそんな季節…なのか!?とぼんやり陽射しを思いつつ、外の空気を吸いにウォーキングも好きですが、仕事部屋に籠ってイラストに集中してる時間はやっぱり幸せで楽しい時間です。
さて今回はTOP画面にもあります紫陽花イラストの工程を公開してみようと思います。3か月先の季節感をイメージして描いてみよう、と思い6月と言うと梅雨…というよりもう初夏ですよね今時は。という訳でユーモアのある作品に仕上げようと、イメージスケッチをクロッキー帳にシャーペンでざくざく描いて行きます。
この時点では女の子はベレー帽でショルダーバッグを下げてましたが、6月の日差しでの帽子…果たしてベレー帽だろうか?そしてバッグはよそ行きお出かけスタイルになっちゃうな…それはなんか違う、と。とりあえず制作に取り掛かるべくPC(Clip
Studio Panint)であたりを描いて行きます。
オブジェクトの位置と女の子以外の大まかな描き込み量を決定。ここでガーデニングのイメージだ!となり帽子はベレー帽ではなくカンカン帽でバッグは無しの女の子にする事に決め、あたりを元に下描きに入ります。
下描き線は私の場合、複数線だとペン入れの時に線のチョイスに迷いそうなので、基本は一本線派です。そして紫陽花の葉脈が怪しかったのでペン入れで直して行く事にして、ここまで描けたらペン入れ(清書)です。
今回は陽射しを感じる柔らかい色味の着色で仕上げたいと思っているので鉛筆ツールでペン入れしました。あとは着色を黙々と進めるのみ!
ラストは如雨露で雨を降らせて、完成です。
(A5ヨコ・600dpi)
特に一枚物のイラストは朧気なイメージから掘り起こしていく彫刻のような感覚を持ちつつ描いてますが、具体的な姿を現してきた時と完成して仕上げのサインを入れた時が特に幸せです!
これからもうちょっと制作期間の掛かるイラストにも挑戦して行こうというのが目下の野望です。持久走みたいな感じで。
長々となっちゃいましたが、お付き合い有難うございました!