暮らしの風景


明けましておめでとうございます
本年も何卒よろしくお願い申し上げます


この年末年始は淡々と休日を過ごしておりました。特別華やいだことをするでもなく、年末詣に行き、年越しそばを食べ、珍味など出来合いのお惣菜数品をアテに焼酎を飲んで…年を越し。そして翌日早朝外の空気を吸いがてら小さな神社に初詣に行ったなという記憶はあるのですが、その他何をしてたか今一つ印象に残って無いので『いつもの毎日』だったのではないかと思います。

今年も沢山イラストを描いて行きたいのは変わらない希望ですが、それとは別にもっと料理時間を愉しもう、色んなレシピに挑戦しようと思っています。
私はいつも目分量料理なのですが、それだと『自分の知ってる味(料理)』ばかりになってしまってワクワクすることが少ないように思えてきました。拙いながら一通りの料理は適当に出来るかなと思いますが、前述の通り知ってる味は冒険した感じがあまりせず調理がただの作業と化していて物足りないですし、折角それなりの台所があるのだから自分の知らない刺激(味覚)を取り入れたいなと言うのが野望の発端です。
レシピを眺めて調味料の配分とか見ると大体味の予想は付くものの、実際おっかなびっくり作るのはまるで実験室で実験をしているような感覚で楽しそうですし。

台所が好きなんです。
何て言うか実験室・調合室・錬金室・研究室でありながら、生活の基盤のスペースと言う感覚で落ち着くと言いますか。とりわけ早朝の薄暗い台所の風景が大好きで、朝から料理するわけでもないけれど淹れた珈琲を飲みながら眺めていたりします。すると仄かに嬉しい気持ちも混じっていることに気付きました。
仕事部屋はPCなど割と淡白な、無機質なモノが整然とあるだけに対して、台所は私が人として生きるための生活感で溢れているんだなぁと感じられるからだと思います。そこに人間の匂いがある確かさに安心するんでしょうね。

と言うお話をダラダラしてるとお腹が減って来ました。素直な腹時計だなぁ。




2024年01月07日